Room 0117:10-18:20
[ CLOSING X TALK ]データはいつ「意志」をもち始めるのか? マッシブデータフロー以後の生命・人・組織
池上氏と下西氏のふたりの対話の出発点となるのは、「マッシヴ・データ・フロー(MDF)」という概念です。池上氏が提唱するこの言葉は、2010年代以降の世界の変容を端的に言い表します——ストーリー(物語)によって現象を説明しようとした科学の時代は終わり、人間が感知しえないほどの巨大なデータの流れが世界の根底を構成する時代の到来です。
生命的な振る舞いはもはや、生物の専売特許ではありません。AIと人工生命が自律的に振る舞い、組織化されていく環境のなかで、人は、組織は、意志をどこに見出すのでしょうか。
本セッションでは、この問いを経営と組織の現場へと接続します。データが「意志」を持ち始めるとき、人間の意志はどう変わるのか。自己組織化する世界で、リーダーはいかに意思決定し、組織はいかに設計されるべきか。科学と哲学の最前線から、企業経営の未来を照らします。
Speaker profile

池上 高志氏
東京大学/特任教授
跡見学園女子大学/情報科学芸術センター(AISAC) センター長・教授
池上高志は、人工生命、複雑系、ロボット、AIさらに、メディア・アートを横断しながら、「生命らしさ」や「意識」がどのように生まれるのかを研究してきた。人型ロボットALTER3や大規模言語モデルを用いて、人間とAIが対話し、影響し合いながら新しい知性をつくる可能性を探っている。 著作に、「人間と機械のあいだ」(石黒浩との共著、講談社、2016)。作って動かすALife(共著、日本オライリー, 2018)

下西 風澄氏
哲学者
1986年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。哲学や文学を中心に執筆活動を行う。 著書に『生成と消滅の精神史 終わらない心を生きる』(文藝春秋)。 共著『システムとサイバネティクスの思想』、共訳『仏教は科学なのか』など。執筆に「生まれ消える心─傷・データ・過去」(『新潮』)、「演技する精神へ─個・ネット・場」(『文學界』)、「ぼくは言語」(『群像』)、「青空を見つめて死なない」(『ユリイカ』)ほか。

松島 倫明氏(モデレーター)
合同会社コンデナスト・ジャパン
『WIRED』日本版 編集部 編集長
『WIRED』日本版 編集長。内閣府ムーンショットアンバサダー、NEDO技術委員、ACCデザイン部門審査委員。NHK出版学芸図書編集部編集長を経て2018年より現職。21_21 DESIGN SIGHT企画展「2121年 Futures In-Sight」展示ディレクター(2021年)、経済産業省「ファッション未来研究会」委員(2022年)。 共著に『教養としてのフードテック』(日経BP)、訳書に『ノヴァセン』(ジェームズ・ラヴロック/NHK出版)がある。東京出身、鎌倉在住。
About
Outline
- 日時
2026.7.9[THU]10:00 - 20:00
Open 9:30
- 会場
- 東京ミッドタウンホール六本木駅直結
- 開催形式
- 現地会場限定※申込者限定アーカイブ配信あり
- 参加対象
企業変革の推進を担うCDXO / CDO / CAIO / CMO、
マーケティング、IT‧プロダクト部門、新規事業‧サービス開発などの部門に所属する方- 会場定員
- 500名
- 参加費
- 無料 / 事前登録制
- 主催
- 株式会社プレイド
- 注意事項
- セッション内容やタイムテーブルは変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
- 開催概要資料
出張申請などにPDFの開催概要が必要な方は以下のリンクよりダウンロードいただけます。




